EYE SHIELD 21
□お願いTeacher!
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「ヒル魔君、お風呂あがったら明日のテスト範囲教えてよ。」
「テスト?そんなモンあったか?」
「今日の英語の授業で先生言ってただろ?67ページから72ページの間で小テストするって。」
「興味ねぇな。」
「(そりゃアンタはいつだって満点だけどさ…)とにかく勉強教えて。点数悪かったらレポート提出あるみたいだし。」
「お前、見掛けによらず成績悪いからな。」
「えぇ…よく言われますとも…。」
「で、俺のメリットは何だ?」
「何だ…って何?つまり講師代?」
「つまんねぇモンだったら新しい銃で試し打ちの餌食だからな。」
「えぇ?…それじゃあ俺のチュー1回。」
「………………。」
「なんてね〜♪今度ちゃんと無糖ガムでも…」
「いいだろう、それで手を打ってやる。」
「へ?」
「ただし普通のキスじゃねぇぞ。」
「ちょ、何言って…!?」
「グチョグチョでデロンデロンの方な。」
「…やっぱり、この話しは無しの方向で…」
「さっさと机に向かいやがれ!この万年全教科オール2が!!」
「人の心の傷を大声で言うな!ってか1人で勉強するからぁぁあ!!」
そして翌日
俺の記憶には昨夜のヒル魔君とのグチョグチョでデロンデロンな行為しか残っておらず
クラスで唯一人、放課後に居残ってレポートを提出した…。