読み物
□名前遊び
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「外国と日本じゃ、名前全然違うよな！」
名前遊び
「ヨハンって日本で言うと姓？名前？」
「そうだなぁ、名前かな。マミーもパパンもアンデルセンだし」
「（マミー…）じゃあジムは？なんか三つもあるけど」
「ＯＨ、こっちじゃ三つあるのは普通だからな。
ジェームスが名前で、クロコダイルがミドルネーム、クックがファミリーネームだ」
「名前長っ！ていうかジェームスが名前！？なんだかカッコイイぜ！ジェームズボンドみたいで！」
「ワニ背負ってるボンドはなんか不気味だけどな」
「サンキュー十代、名前を褒められて悪い気はしない。でもジェームズボンドって誰だい？」
「「え！ジェームス、ボンド知らないの！？」」
「（ややこしいな）ソーリー、有名人なのかい？」
「ボンドって言ったらイギリスの諜報員でやたらカッコイイんだぜ！銃の腕はピカイチ！」
「車！車も凄い！ミサイル出るし！」
「ゲームもあるよな、時間内にミッションクリアするのが大変なんだ」
「オレはミッション放置でトイレに篭らせてたけどな！」
「…（段々よく分からなくなってきた）イギリスのスパイなのに、そんなに目だってていいのかい？」
「まぁ、映画の中だしなぁ」
「いいんじゃねえの？ていうか何の話してたっけ？」
「そうだ、ジムの…ジェームスの名前だった！名前長っ！」
「わざわざ言い直さなくても…ＢＵＴ、普段と違う呼ばれ方をするとむず痒いな」
「嫌か？」
「ＮＯ、別に嫌じゃない。ちょっとドキドキするだけさ」
「オレが呼んでも？」
「…」
「ところでさ、サドルネームって何？」
「違うぞ十代、ミサイルネームだろ」
「…ミドルネームの事かい？」
「そう、それ。クロコダイルって凄い名前だよな、どうやって決めんの？」
「ミドルネームは…土地や国によって付け方は違うが…オレの所は母の旧姓さ」
「…じゃあジェームスの母ちゃんは…」
「クロコダイル」
「…なんかスゲエな、母ちゃんがクロコダイルって」
「漫画が違えばシチブカイメンバーだもんな」
「シチブ…？」
「強い海賊達で構成される…〇NE PIE〇E分かる？漫画とかアニメとか」
「ソーリー…テレビも漫画もあまり見ないんだ」
「「えーーー！？」」
「ジェームスは自然人だと聞いていたけどここまで現世離れしてるなんて！」
「浮世離れだ十代、それだとジェームス死んでる」
「そうか…にしてもジェームスは普段部屋で何してるんだよ…カレンとしりとりか…」
「それもたまにあるが、そもそも普段は外で過ごすことが多いな。部屋は夜寝るときだけ使う」
「しりとりするんだ」
「…何の話してたっけ？…あ、クロコダイルだ」
「カレンも家族なら、もしかして本当の名前は…」
「あぁ、カレン・クロコダイル・クックだ」
「凄いしっくりくるな」
「全部ワニだもんな」
「クック船長もワニ絡みだもんな」
「じゃあもしオレがジェームスと結婚したら十代・クロコダイル・クックか」
「ワッツ！？」
「十代！？」
「…全然カッコよくねえなあ、やっぱ漢字と横文字は合わないな」
「…」
「…」
「でもだからってヨハンもしっくり来ないな、横文字だったらなんでもいいって訳じゃないのか…あれ、何の話してたっけ？」
「…」
「…」
収集がつかない。
→後書き