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□ワイルド☆ライフ
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ワイルド☆ライフ



「あー!!万丈目今醤油零したの肘で拭いたろ!」
「何の事だ?」
「そんなだから万丈目は醤油臭いんだぞ」
「ん、ホントか?どれどれ…うっわ!醤油っていうかなんか色んなニオイがして…醤油臭いな
「醤油臭いで落ち着いたか…じゃなくてだな、ヨハンお前は自分の寮で食え!」
「えーメシは皆で食べた方が美味いだろ、それと寮までの道が分からない」
「明らかに後者が本当の理由だろ…お前なら道案内できるお供もいるだろう」
『ルビビビ』
「俺の寮はここだもんな!」
「そうだな、お前は寮よりも国へ帰れ」

「ヨハンってお日様の臭いがするよな」
「十代、匂いって言おうぜ。服洗うとき〇ノア使ってるからな!」
「知ってるか十代、お日様の香りというのは実はダニやノミ等の死骸の臭いということを」
「ヨハンってダニやノミの死骸の臭いがするよな」
「生きてるより死んでるからいいんじゃね?」
「そうきたか。」
「十代は石鹸のいい匂いがするな!スンスン」
「え、そうか?というか近い近い近い」
「言っておくがレッド寮の風呂場の石鹸は共用だからな」
「万丈目も実は同じニオイなんだぜ!」
「…何だか複雑な気持ちになるのは何故だろう」
「さあな」

「風呂と言えば、レッド寮の風呂ってあれだろ、露天風呂って言うの?一度入ってみたいものだぜ!」
「お、じゃあ今度一緒に入ろうぜ!」
「ヨハン貴様レッド寮の住人じゃないだろう!」
「気にすんなよ万丈目、あそこアシカだって熊だって気軽に入ってるんだし」
「そんなのが気軽に入ってるなんてすっげーワイルドな露天風呂だな、ますます入ってみたいぜ!」
「いやいやいや、待て、十代何なんだ熊やらアシカやらとは」
「あれ?万丈目知らねえ?あそこ色々出るぜ」
「…!!今までそんな危険な風呂に入ってたのか…!!」
「三幻魔や破滅の光と比べればワニなんてさ」
「それもそうか」
「お前達の学生ライフもなかなかワイルドみたいだな」

「ワイルドと言えば、ジムやオブライエンってワイルドだよなぁ」
「!そうかあ?」
「あと剣山も。野性的っていうか、パワフルだよな」
「オブライエンや剣山は分かるけど、ジム…ワイルド?俺を差し置いて?」
「えー、ワイルドだって!日焼けしてるだろ?」
「「何その基準」」
「だがまぁジムはいつもワニのカレンを背負ってるんだ、脱いだら凄いのかもしれんな」
「万丈目も脱いだら凄いよなー」
「フ…」
「砂時計みたいにすっげー細いんだぜ」
「あれは作画ミスだと信じたい」

「十代、俺も脱いだら凄いんだぜ!」

バサァッ

「ええい止めんか!!食堂で脱ぐな!!」
「あら嫌だ、良い身体ねぇ…ポッ」
「トメさーーん!!」
「スゲェ!腹筋割れてる!」
「へへ、触ってもいいぜ、十代だけな」
「十代知っているか、本来腹筋というのは最初から割れているんだ。単にこいつのは脂肪が付いてないだけなんだ」
「へーそれでも十分凄いとは思うぞ」
「だから十代、触ってもいいぜ!」
「いや、いい…」


とりあえずヨハンと万丈目はサロンに行くことにした。





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