main
□お誕生日おめでとう!
1ページ/1ページ
こんな日に任務なんて本当についてない。
急いで終わらせたのに、「じゃあこれも。」と次々と追加されてく仕事が憎かった。
今さらながら、ユフィに皇女特権を使ってもらえばよかったと後悔。そしたらきっと今日は休みだ。(ユフィは嫌がるから無理だろうけど。)
とりあえず、とりあえず、急がなきゃ。
「ユフィ!」
「あらスザク。こんな時間に珍しいのね。」
走って走って、ユフィの私室の扉を開けた時に鳴った、12時を告げる音。
ぼーんという重和音が気持ち良く響く。
「ハッピーバースデー、ユフィ。」
今から24時間は君が生まれてきた特別な日。君の両親に感謝しながら、今日は一日中一緒にいよう。
ユフィ、お誕生日おめでとう!!
end.