Words

□慟哭
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僕らの声を聴いてくれませんか
この哭き声が今
消えて行く前に







空は晴れているのに
帰るべき場所がない

弾き出されたモノは
不必要なガラクタ

夜の闇を避けては
朝焼けに脅えてる

何にも溶けきれない
僕は誰だと言うなの?

居場所求めて歩く
さ迷うstray(放浪者)



信じられるものはない
虚ろいだ瞳には
どれだけ確かなものが映っただろう

今日もまたどこかで
響き渡っている
助けにも似た枯れそうな叫びの声が



僕らの声は聴こえてますか
言葉にならない声は
街波に呑まれる

夜空仰げば月が嗤(わら)っていた
努力、嘆きさえも
嘲く愚かな笑み







人が求め続けてきた
理想郷(ユートピア)の下には

エゴと慾のmine(地雷)
まともに歩けやしない

胸に残っていったもの
愛を越えた憎しみ

動くことも出来ない
繋がれた人形(マリオネット)

それが唯一出来る
心の全てemotion(感情)



強い人と言われて
気付いてはくれなかった
心の奥に潜んだ獣の自分に

怒りを持ったハイド(もう1人の自分)が
いつか牙を向ける
そんな後悔ばかりを望んでいるんじゃないんだよ



僕らの声を知っていますか
身勝手な理想に
押し潰されそうで

何をしたくて生きてきたのか
僕は目を覚ました
ここに何もないと







この腐りきった世界
創ったのは大人だとなのに

罪もない未来に
それを残す権力がどこにある?

誰もが見て見ぬフリ
自分さえ良ければそれでいい?

無情な絶対的数値
意味のないジンクス

小さな代償が払われても
この悲劇の輪は、断ち切れない

so endless line...







生きてる証を身体に刻む
悲しみの疵から
雫れる瀝(しずく)よ

1人孤独に流した涕(なみだ)は
消せぬ痕を刻む
慟哭の疵痕を



僕らの声は聴こえてますか
言葉にならない声は
街波に呑まれる

何をしたくて生きてきたか
僕は目を覚ました
何か変えられるはずと







It vanished somewhere yesterday

It vanishing somewhere today

It will vanish somewhere tomorrow



聴こえるように

届くように

伝わるように

響くように







僕らの声を聴いてくれないか
どんなものであっても
癒えぬこの哭き声





消してしまわぬように





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