おお振り (キモベ専用)
□三橋攻防戦
2ページ/12ページ
「なんで俺の紹介だけ『水谷』じゃなくて『クソレ』なの?」
「・・・・・・・・・・・・さぁ」
「何?!今の間は!!」
「じゃあ、皆。始めるぞ〜」
花井は水谷を無視し、手をパンパンと鳴らし、自分へと意識を集中させた。
「おい!待てよ!なあ、花井ィィ!!」
嘆く水谷を横目に、花井はどんどん事を進めた。
「まず、幸いな事に阿部と三橋は違うクラスだ。
しかも、俺は阿部と同じクラスというこの状況・・・・」
作戦会議的な事が始まった。
「クラスでの異常は特に無いが、部活の時がヤバイ。特に三橋と居る時だ」
「例えば?」
田島が小首を傾げる。
「なんというか・・・変態と化すって感じだ。
お前だって見たろ?この前・・・・」
花井が促す様に言う。
「・・・・・成る程」
流石の田島も冷や汗をかいていた。