短編
□ヤキモチハニーと○○ダーリン
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〜劉〜
「お嬢様みーっけ♪」
『レディの部屋に勝手に入るなんてやめてくださる?
…って何回言ったら分かるのかしら?』
「自分の彼女の部屋なのに?」
『いつ、誰が貴方の彼女になりましたっけ?』
「おや?また読書してるのかい?」
『…………話も聞かないのね…』
「ねぇー、いい加減本から目離してこっち見てくれない?」
『い・や
私、今忙しいんです』
「で?今日は何を怒ってるのさ?」
『………』
「むすくれてちゃわかんないデショ?」
『………』
「言わないとヤらしい事しちゃうよ?」
『…っ!υ
ら、藍猫を…』
「ん?藍猫を?」
『劉の…膝の上に…
……乗せてた…』
「え?それだけ?」
『………』
「ちょっと
何で本で顔を隠してんのさ」
『…顔、見られたくない…』
「はぁ?」
『…嫉妬とか…レディらしくないもの……』
「(かーわいーなー…)
見られたくないと言われると見たくなる♪」
『!?』
「ほら、本から手離して」
『いっ、嫌!』
「ほーらっ♪(楽)」
『ひ、引っ張らないで下さっ…あっ!』
「……ははっ
顔、りんご」
『み、見ないでって言ったのに………』
「なんで?」
『だからっ!恥ずかしいって…』
―…ちゅっ
『………(ポカン)』
「ほら、本のけないとキスできないデショ?」
『…っ////』
「もう藍猫、膝に乗せないから」
『え…』
「この唇もこの膝も全部お嬢様のもの…
でしょ?♪」
『う…うんっ///』
―…真っ赤な顔で嬉しそうに笑っちゃって…
ホントかわいい
…って事で
お嬢様には悪いけど
またヤキモチ妬かせちゃお♪
【鬼畜ダーリン】End