後悔と償い

□後悔と償い…
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アーサー「ティア!」
《ブン、ブン》
マーリン「勉強の時間でございます。」
アーサー「わかっている。」

グラリ:さ〜て、アーサー王が即位して数日。まだ右も左もわからないアーサーは勉強、鍛練、政治をする事が日常の生活にまだ馴れていませんが、頑張るアーサー。

マーリン「反発する者がまだいるみたいです。」
アーサー「この年で王についた。 だから反発があって当然だ。」

〈廊下〉

騎士A「騎士狩りの噂って本当かよ。」
騎士B「本当、本当、もう、25人も犠牲になっている見たいだ。」
騎士A「へぇ〜… アーサー王だ! アーサー王!」
騎士B「しっ失礼しました!」
アーサー「別によい。」 [その話が本当なら止めなければなるまい。]

〈道〉

アーサー[噂が正しければこの辺にでるみたいだが。]
?「会ったばかりだが、俺と闘って貰う!」
《ギン!》
アーサー「貴方は何故、この道を通る騎士を殺していくのです。 無益な殺生はお止めになったら如何ですか?」
?「なら力ずくで止めて見れ!」
《ギン!》

グラリ:騎乗戦が始まったみたいですね。

《ギン! ギン! バキッ!…》
グラリ:戦闘は、両者とも槍を3本折り合い。

?「俺様の槍を、ここまで折るとは、中々の使い手だぜ!」
アーサー「こちらも、後はこの剣しか残ってはいない。」
?「そうかい!」
《キン!》
アーサー[体制を崩したか、不覚。]
《バタン!》

グラリ:アーサーが落馬しました。

《カシャカシャ》
?「ここからが本番だぜ!」
《キン! キン!》

グラリ:相手も馬から降り、地上戦になり、長い時間、闘っていましたが。

《バキッ!》
?「もらった!」
《ガシン! バタン! カシャリ》
アーサー[ここで終わりか。]
?「その首! 貰い受ける!」
マーリン「騎士よ、その方を殺したら後悔しますよ。」
?「決闘に割り込んできやがって! 誰だ!」
マーリン「その方に仕える、マーリンと申します。」
?「マーリン? 何処かで聞いた名だな… まさか!」
マーリン「そうです、その方は、アーサー王です。」
?[アーサー王に傷を負わせた挙句、殺そうとしているのはヤバイよな! だが… 助かるにはこいつを殺すしかない!]
マーリン「δθШёвФ」
?[気がとうのいていくぜ…]
《ガシャカシャ》
マーリン「外出なされるなら、次からは私に申してからにしてください。アーサー王」
アーサー「すまない。」
マーリン「剣も折れたようですね。」
アーサー「この者を、我が下につかせたい。」
マーリン「さようですか、ですが、王が剣を持たぬのは部下に示しがつきません。代わりの剣を、手に入れましょう。」
アーサー「代わりの剣?」

〈湖の畔〉

アーサー「剣は見当たらぬが。」
マーリン「湖を覗いてください。」
アーサー「湖をだと?」
《ブチャリン》

グラリ:湖から剣を持った手が出てきました。

マーリン「湖の貴婦人の手です。貴方ならその持っている剣を手に入れる事ができるでしょう。」
アーサー「湖の貴婦人よ、私にその剣を頂けませんか?」
貴婦人「私が頼みををした時に叶えてくれますか? もし、叶えてくださるならこの剣を差し上げます。」
アーサー「わかりました、誓います。」
貴婦人「では、受け取ってください。」
《カチッ》
貴婦人「その剣の名はエクスカリバー、貴方を守ってくれるでしょう。」
マーリン「アーサー王、貴方に聞きますが、貴方は剣と鞘、どちらを選びますか?」
アーサー「剣だ。鞘では人は斬れない」
マーリン「… 馬鹿ですか、貴方様は… ハァ〜」
アーサー「それがどうした。 殺さずに
倒せと言いたいのかマーリン。」
マーリン「そうではありません!! この鞘は持つ者の時を停め、受けた傷も癒してくれるのです!!」
アーサー「そうか。」
マーリン「ですから、一時も放さぬようにしてください。」
アーサー「わかった。」
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