神々の日々
□二つの運命
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《10年後…》
イピクレス「あ〜 またサボってる。」
ヘラクレス「サボるって、見張る事にサボるも何もないだろ。」
イピクレス「地べたに寝そべる事の何処が、サボっていないと言えるの!?」
ヘラクレス「大丈夫だろ。」
イピクレス「急に牛が倒れたらどうするの!」
ヘラクレス「どっちにしろ、おじさん達がいないんだから意味が無いだろ。」
イピクレス「いきなり野良犬が襲ったら!」
ヘラクレス「返り討ちに遭って帰るだろ。」
イピクレス「… ライオンが襲ってきてしまえ。」
ヘラクレス「この辺には居ないだろ。」
イピクレス「フンだ。 水を汲んでくるから。」
ヘラクレス「行ってらっしゃい。」
イピクレス「せめて、そこの切り株の上に座ってて。」
ヘラクレス「はい、はい。」