後悔と償い

□後悔と償い…
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グラリ:とあーる、悲しくもせつない物語、なぜここにいるって? 気にしないでください。
ある城でパーティが開いておりました。


〈ブリタニア城〉

貴族A「ユーサー王、このたびお呼びしていただきありがとうございます。」
ユーサー「来てくださって、こちらもありがとうございます。」


グラリ:この人はブリタニアの王様です。このパーティは、当然この人が、主催者です。


ユーサー「[退屈だ。 何か面白い事は起きないのか… 美しい。]」


グラリ:一目惚れ、したみたいですね。

ユーサー「名前はなんと言うのだ。」
?「ユーサー王、お招きいただきありがとうございます 私はイグレーヌと申します。」
ユーサー「イグレーヌか〜 いい名だ。」
イグレ「ありがとうございます。」
ユーサー「私の妻に、ならぬか?」
イグレ「夫がおりますので。」
ユーサー「誰のだ?」
イグレ「ゴーロイスの妻で、ございます。」
ユーサー「そんなやつ無視して、私の妻になってくれ。」
イグレ「すいませんが、お断りします。」
ユーサー「良いではないか、良いではないか。」
イグレ「失礼します。」
ユーサー「いいではないか、私の何が悪いと言うのだ?」

グラリ:くどい所が、悪いと思いますが。
イグレ「別の方をお探しになってください。」

〈イグレの部屋〉

イグレ「しつこかったわ、ハァ〜」

グラリ:次の日

ユーサー「きったよ〜」
イグレ[げっ…]「だから、私には夫がいますので。」

グラリ:そうして、いくども、いくども、ユーサー王はイグレーヌに迫り

イグレ「ねぇ〜」
ゴーロ「なんだ。」
イグレ「いっつも、いっつも、ユーサー王が、貴方と別れて結婚してくれと来て迷惑してるけど、どうにかならない?」
ゴーロ「王がそのような事をしていたのか! 最近、王から地味な嫌がらせが来ると思ったらそう言う事だったのか! 騎士道に反している! もう王と思えぬ!

グラリ:そうして、女をめぐる戦争に発展していったのですが、いやはや、女の美貌は、使いようで恐ろしい凶器になります。
それに対処するべくマーリン(魔法使い)に相談します。

マーリン「わかりました。 手助けしましょう。」
ユーサー「そうか!」
マーリン「ただし条件が。」
ユーサー「なんだ。」
マーリン「イグレーヌと貴方に出来た子どもを、私に預からしてもらいたい。」
ユーサー「わかった。」
マーリン「では、かけます。」
ユーサー「お〜 姿が本当に変わっている。」

グラリ:ユーサー王は、マーリンに魔法をかけてもらいゴーロイスに化け、イグレーヌの所へ行き、戦時中の中、この王はイグレーヌを騙し、一晩を過ごしました。
そこで子どもができ、そののち本物のゴーロイスは敗れて死んでしまいました。
ユーサーと和解を望んだ臣下は、イグレーヌを説得し、渋々ユーサーと結婚をして男の子が生まれました。
そうして、マーリンは王との約束通り子どもを密かに連れ去り、騎士エクターの元に預けた。
その二年後にユーサー王は病死し、ブリタニアは王位争いが起きます。
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