短編

おしょくじけん
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* おしょくじけん *





「なぁ、村田ー」

「……ん、どうしたの渋谷〜」

「最近家のTVが壊れちゃってさ、家ではラジオを流してるんだけどさー」

「えっ、壊れちゃったの?」

「あー、それには深い訳があって……じゃなくてっ!」

「何かラジオにも問題が?」

「ニュースでさ、学校の先生の試験がなんとか〜ってやつが最近多いじゃん?」

「うんうん、汚職事件のやつだね」

「そうそうっ!! それなんだけどさ……何で教師とお食事券が関係あるんだ?」

「………えっ?」

「確かに賄賂でお食事券を渡すのは分かるけど、みんなお食事券って…変じゃね?」

「………………」

「村田?」

「あのね、渋谷…キミの言ってるお食事券は違うんだ……」

「……え?」

「食事券じゃなくて、汚職 事件、なんだよ……」

「…………………あぁ、そっちね…」

「まぁ、ラジオでしか聞いてないなら仕方ないよ」

「汚職事件……か…」

「ほらほら、そんなに落ち込むなよ渋谷〜」

「だって!! 頭の馬鹿を無駄に披露しちゃっただけ、なんてさ……」

「大丈夫だよ、キミが馬鹿なのは中学の頃からよ〜く知ってるからさ♪」

「っ!!! それってフォローになってないぞ?」

「さてとっ、僕は長風呂派じゃないから先に出とくよー?」

「ちょ、村田っ!!!」

「逆上せて倒れたくないからさー、話は後でね?」

「……うぅ、村田に聞かなきゃよかったーっ!!!!」






― ぉしまぃ ―





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日記でこっそり書いた産物。

実際の所、如月も聞く度に思っていた事でs(←
思ってた事をゆーちゃんに代弁してもらって楽しかった♪





2008.07.31

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