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□【10年越しの告白。一年越しの約束。】
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一樹と茜は小学生からの幼なじみだ。
腐れ縁かもしれないが、とても仲がよい。
周りの友達は二人は付き合っていると思っている。
二人はそんなことないと否定し続けているが…
だが、一樹は小学生の時から茜に淡い恋心を抱いていた。
本人にあまり自覚はないようだが…。
キーンコーンカーンコーン
「なぁ茜、お前高校卒業したらどうするの?」
「ん〜、◯◯大学に行く気だけど?」
「んげっ、マジで?すげぇなぁ!」
「そういう一樹はどうなのよ?」
「お、俺は、え〜っと…」
「どうせ何も決めてないんでしょ?もう高二なんだから進路の事くらいしっかり考えておきなさいよ。」
「解ってるって、それくらい。」
「ならいいけど」
「そんなことよりさ、久しぶりに今日は一緒に帰ろうぜ。」
「そうね。思ったよりも時間が立ってるし、帰りましょうか」