短編&リクエスト集

□5月5日 【土方ver.】
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【土方Ver.】



今日は5月5日



真選組、鬼の副長と恐れる 土方 十四郎 の誕生日です!






ゴールデンウィークでも真選組にはお休みなんてありませんι




せっかくのお休みなのに…




なので!





只の真選組の女中の私ですが、密かに思っている土方さんにお誕生日ケーキを作りたいと思います!!









『うーん。作ると決めたは良いけど…土方さんって甘い物、嫌いだったよね』








土方さん、銀さんと犬猿の仲になったせいで余計に甘い物、嫌いになったし。




うーん、土方さんが好きな物と言えば、一つしか無いよねι




仕方無い。



アレで頑張って作ってみますか!










―数時間後―



『ふー、出来た〜!!』







流石に味見は出来ないから味の自信は無いけど、見た目は殆ど普通のケーキに変わりない。




あの悪魔に見つからない内に渡しに行かないと…。








「悪魔って誰の事ですかィ?」




『ひ、ぎゃあぁああ!出たー!?』




「出たとは酷いですねぃ。

ところでこの酸っぱい臭いはなんでィ」




『う゛…。ぇーっと』





「ゲ。コレもしかして土方さんにですかィ?」




『…今日、誕生日だから』



「へぇ〜(ニヤリ)」



『ちょっ、何ミサイル用意してんのよ!』








ガチャン、と肩に掛けて出て行こうとした沖田の隊服を引っ張って止める。








「何って誕生日にドッキリでさァ」




『息の根止めようとしている様にしか見えないんだけど』








何、拳銃発砲したら実は偽物で旗とかゴムが付いた矢が飛び出る様なノリで言ってんのよ(怒)




絶対その中のは実弾でしょ。









「ひでぇ言い様でさァ。これ中、空ですぜぃ?」




『鼓膜破壊する気か!!』




「正解ですぜ♪」




『かわいこぶんな!』




「口が悪いですぜィ」




『あ、いっけね。じゃなくて!』








いけないいけない。




総悟のペースの乗せられてたι








『…今から土方さんにコレ渡しに行くから邪魔しないでよ』




「それが人に頼む態度かィ?」









ちっ。



仕方無いから奥の手だ。








『これで手を打って欲しいんだけど』







スッ、とお皿を出す。








「…仕方ねぇ。いってきなせぇ」



『Thank you』









土方さん専用に作ったケーキを持って調理場を出た。









『作っておいて良かった』








さっき総悟に渡したのは手作りケーキ。



前に作った時に総悟が珍しく旨いって言ってくれたヤツだ。








『総悟も甘い物が好きなんて可愛いとこあるね』







ふふふ、と笑いながら土方さんの部屋に向かった。






→総悟サイド!
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