司書教諭の最強説

□先生の疑問は大正解
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夏休みが始まり、一般生徒は各々自由な休みを過ごしているのだろう。
だが、テニス部には休みがないと言ってもいい。
だからこそ、レギュラー陣の一部はどうにか楽しいことを探した。
そして、気づいた。
仁王が使えると。
仁王もその提案に乗り、着実にその案を成功させる準備を行った。
ちなみにそれに巻き込まれたのは柳生である。
しかも、半分無理矢理にだ。

「先生に怒られても知りませんよ?」
「先生に気づかれんかったらええ話じゃろ」
「しかし、先生を騙すと言うのは――」
「桜舞先生だし、大丈夫だろぃ。ま、怒られるんなら怒られてやってもいいぜ、ジャッカルが」
「俺かよ!つーか、巻き込むなよ」

とはいえ、腹が括れてないのか、柳生は異を唱えている。
だが、部室内にいる人間(真田は不在)はそれを受け入れない。
むしろ、どことなく楽しみだと言わんばかりの雰囲気を醸し出していた。





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