復活小説

□そういう趣味
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骸は懸命に考えていた
どうすれば、この状況を脱出できるかを…

それは30分前の出来事―…


「雲雀君!雲雀君!」

「何だい、骸」

やけににハイテンションな骸に疑問を感じながらも、雲雀は言葉を返した

「冷蔵庫のチョコレートケーキ、一体どうしたんですか!!」

「あぁ、アレ。昨日の帰りに買って来たんだよ。骸が好きそうだなと思って」

「流石僕の雲雀君です!!アレ○○堂の新作で食べてみたかったんですVv」

骸はケーキを抱えて上機嫌にクフフと笑った

「フフ、可愛いね。そんなに嬉しいの?」

「はい♪僕チョコレート大好きですもん!!…あ!雲雀君!!」

「ん?」

「チョコレートケーキのお礼に、僕も雲雀君に何かしたいです!!」

「いいよ、そんなの気にしなくて。僕は骸の喜ぶ顔が見れれば充分だし」

「それでは僕の気が済みません!何でも構いませんので言ってみて下さい」

「ふーん…。何でも…ね」

骸の言葉で雲雀は何かを思い出したらしく、口端がニヤリと上がった

「…?」

そして雲雀は部屋の奥からある物を取り出して来た

「じゃあ…骸、今日はコレ着てシよう?」

「あ…、あの雲雀君…それはもしかして…」

雲雀が取り出した物を見て骸は後退った

「そう、見ての通り…メイド服、だよ」

「な、何で雲雀君がそんな物…」

「前に赤ん坊から貰った」

「アルコバレーノッ!!?」

驚く骸を余所に、雲雀はじりじりと壁際に骸を追い詰める

「ひ、雲雀君…」

「何でも良いんでしょ?」

「でも、それとこれとは話がべ『男に二言は無いよね、骸?』

「うっ…!」

骸の顔が一気に青ざめる

「よろしくね、僕だけのメイドさん?」

雲雀はニッコリと微笑んだ


…そして今の状況に至る
骸は雲雀に無理矢理メイド服に着替えさせられていたのだった

「ワォ、似合ってるよ骸」

「うぅっ…雲雀君の馬鹿!変態!」

「…ご主人様にそんな口利いて良いと思ってるの?」

「!?」

しまったという顔をする骸だが、時既に遅し

「躾がなってないメイドには調教が必要みたいだね」

ソファーにどすっと雲雀が腰を降ろした

「おいで、骸」

「…?」

「そこ、に座って」

雲雀が顎で自分の足元を指し、骸に座るように促す

「は、はい…」

怖ず怖ずとソファーの下にしゃがみ込む骸を見下ろすと、雲雀はジッパーを下ろし、自身を取り出した

「コレ‥嘗めて」

「!?」

「勿論、ご主人様の言う事聞けるよね、骸?」

拒否権は無いとでも言うように雲雀は骸を見つめた

「雲雀君…」

意図を理解した骸は抵抗を諦め、素直に従う事にした

「んっ…」

雲雀自身を口に銜えると雄独特の苦い味が骸の口いっぱいに広がる

「ふっ…ン…」

「ほら、骸。もっと舌使って…」

雲雀が骸の顎の下を撫でる

「はぁ…ぅ…ン…」

「ん…そう…上手だよ、骸」

雲雀の息が徐々に上がるのを見て、骸も興奮を覚える

「…ふっ…ぁ…」

突如、雲雀が骸の後頭部を掴み自身を深く飲み込ませた

「んぅっ!!」

「くっ…出すよ」

ドクッと脈を打って雲雀は骸の口内で達した

「ふぅ…っ!!」

息苦しさに骸の表情が歪む

「零さず全部飲んでね」

加虐心を煽られるその表情に、雲雀は骸の頭をぐっと手で押さえ固定した

「んっ…はぁ…はぁ…」

「…全部飲んだみたいだね。良い子」

肩で息をする骸の頭を愛おしそうに雲雀が撫でて、唇を舌でなぞるように軽く嘗める

「その顔…凄くそそるよ」

雲雀は涙目の骸を抱き抱え寝室に連れていき、ベットに押し倒した

そして、メイド服のリボンとボタンを外し、露になった骸の白い肌に雲雀は堪らず胸の突起に噛み付いた

「んンッ!!」

痛みで思わずビクッと震える骸の躯

「クスッ、痛いのに感じるの?」

雲雀は骸の耳元で『淫乱』と低く囁いた

「ッ///!?」

途端に羞恥心で赤く染まる骸の顔
その表情に掻き立てられる雲雀の欲情

雲雀は胸の突起を指先で摘んだり舌先で突いたりして愛撫した

「あぁ…ン…っ」

「ココだけでこんなに喘いでるんだから、下はもう大変な事になってるだろうね」

笑みを零しながら、スカートのフリルから覗く骸の脚を雲雀は指先で撫でる

そして、その手をそのままスカートの下に忍ばせ下着を一気に剥ぎ取った

「ワォ…どろどろ」

骸の太腿に手を添えM字に開くと、まだ明るい日中なので骸の恥ずかしい部分は雲雀に丸見えになる

「ン…やぁ…///!!」

恥ずかしがる骸を余所に、雲雀は骸自身に手を添え上下に扱き始めた

「ひっ…ん…あァ…!!」

胸の突起を舌先で攻められ、自身は手で扱かれ、骸は呆気なく達した

雲雀は骸自身から溢れ出た精液を指で掬い上げ、後ろの孔に塗り込む

「ひぁ…っ…ン…」

柔らかい骸の孔はあっという間に雲雀の指を3本飲み込んだ
指を出し入れされる度に辺りに響く水音に、骸は耳も犯されているような気分になる

「僕の指は美味しいかい、骸?」

意地悪気に雲雀が骸に問う

「んぁッ…も…ひば…り…く…っ!!」

「何?」

息絶え絶えの骸を見て、雲雀は骸の孔から指を抜いた
骸が何を望んでいるかは分かっているが、敢えて知らぬふりをする

「んっ…!!」

「物足りなさ気にヒクヒクしてるよ、骸のココ」

雲雀は骸の孔の入口を指先で孤を描くように撫でる

「ちゃんとおねだり、出来るよね?」

骸は涙目で真っ赤になりもじもじしながら上目遣いで雲雀を見つめた

「ご、ご主人様の…おっきいのを…僕の中に下さい…///」

「…うん、合格」

雲雀は骸の片脚を自分の肩に掛け、張り詰めた自身を骸の孔に奥まで一気に沈めた

「んあぁッ!!」

突如きた圧迫感に骸は背を弓なりに反らせる

「くっ…キツっ…」

雲雀も骸の孔の締め付けに堪える

何回か出し入れを繰り返してると、雲雀は骸の良い所を掠めた

「あっ…そ…こ…やらぁ…!!」

途端に骸の孔の締め付けが強くなる

「嘘つき、ココが良いクセに…」

雲雀は口端を吊り上げると、骸の良い所を狙って何度も突いた

「はぁっ…ぁん…も…イっ…ちゃ…!!」

「はっ…イきなよ」

最後と言わんばかりに、雲雀は骸の一番奥を突き上げる

「ひっ…ああぁぁァっ!!」

「っ…!!」

骸は甲高い嬌声をあげて達した
雲雀も骸の締め付けにより達し、欲望を骸の中に吐き出した

意識を手放した骸の髪を雲雀はそっと撫でる

「可愛かったよ、骸。愛してる」

骸の唇に軽くキスをし、骸の隣で雲雀も眠りに就いた…




そういう趣味
(君が喜んでくれるなら何だって買ってあげる!)





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