#2
□quaver
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君のとろけそうな甘い声が、響く。
今、二人だけの闇のセカイの中、
俺だけしか聴けない、その声。
互いが、高まることしか知らない、行為、
だから、流れに乗るのは当然だろ?
もっと、もっと、
互いの全てを、貪り合うだけ。
昇り詰める時、そろそろ来そうだ。
彼女の甘い声が、震えて、
俺の名を、呼んだ。
とっくにかもしれない、
けど、もうどうにかなってしまいそうで、
このまま此処に縛り付けて離したくない程。
甘く、震えた君の声を、何度も聴かせてくれよ。
#病気に近い位、溺れて。