#3!

□A Cheerful Gang
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―――僕と君、初めての、夜、





「 701号室 」




#1




ピンポーン―――




―――その音は、ボクの、鼓動を加速させる、スイッチ。




今日は、彼女が、初めて僕の家に、来るんだ。




デートの場所はいつも、外だったけど、




―――前に、何気なく彼女と、好きな食べモノのハナシ、してて、




(――ね、じゃあ、久遠君は、何がスキ?)




――食べ物よりも、ドーブツよりも、ダントツ、君が一番、なんだけど、




(……ハンバーグ、かな?)



――って、答えたら、




………彼女のカオ、パッ、と灯りが点いたみたいに輝いて、




(じゃ、今度家で、ご馳走するね!)




―――イエ。たった二文字のコトバ、なのに、僕のココロは過剰に、反応しちゃう。



(―――だって、家で、二人きりって、つまり……そうなっちゃうって、ワケでしょ!?)




………カンペキ、有頂天のボクはは、すぐさま、君に、




アンサー、イズ 「イエス!」



(浮かれ過ぎちゃうのも、君が、それだけスキだってコトだからさ、大目に見てくんない?)




「―――ハーイ」




―――返事と同時に、扉を開くと、頬を赤らめた君が、



「……張り切って、こんな買ってきちゃった。」



―――両手には、スーパーの袋。ぶら下げて、ニッコリ、微笑む。




……ボクだって、もう、嬉しくて、堪んない。




彼女の、両手の荷物を、かっさらって、間髪入れずに、おデコに、チュ。



「……どうぞ、入って?」



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