#3!
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「感情のセカイ」
君に出会ってから、
母が目の前で居なくなったあの頃から止まってた、
僕の感情の世界が廻り始めた。
初めて会って、突然のお願いをされても、ほっとけなかったのは、その時から、母の面影を感じていたのかもしれない。
理由もわからないゲームにただ巻き込まれて、人間の醜さを目の当たりにして、吐き気がしそうな事もあった。
誰もがそれを滲ませる中でただ君一人純粋さを守り通して、
馬鹿だと思ってた。そんなの泣きを見るだけだって。
それでも、君だけは何があっても助けてやりたいって心の奥底が叫んでて、
君だけは守りたいって、強く、強く。
もう、そろそろ誤魔化せなくなってきた。
この感情のワケを知るときは、もうすぐ――
#秋山に芽生えた感情。