#3!
□MY SWEET HEART
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――僕が、イチバン、スリたい、モノ。
「MY SWEET HEART」
#1
――僕の、一番の得意ワザ。
――勉強でも、運動でも、ナンパでも、ない。
スリ、が、ずば抜けて得意、なんだ。
(自分でこう言うのも、なんだけど。)
――いつから、こういうのが、巧くなったかなんて、
そんなの、いつのまにか、なモノで、後で、気付いちゃっただけの、コトだし、
自分でも、(ハッキリ言って)よく、わかんないんだけど、
……このワザの、お陰、かな?
ユーモラスな皆と、ギャング、(ってヤツ?)やってんだけどさ。
――そんな、ある日、擦れ違い様に、見た、
長い髪でワンピースの、笑顔が、眩しい、オンナノコに、
……ボクは、一目惚れ、しちゃった、ワケよ。
この胸、ときめくのは、愛くるしく、可愛い、ドーブツ達、
――だけ、だったんだけど、
オンナノコ相手に、こんな、気持ちになんの、初めてだから、
……どうしたらいいかわからないワケよ!
(つまりコレが、初恋ってヤツか。)
……あぁ、名前は、何だろう、何処に、住んでんだろう、何してる娘なんだろう、
――たった数秒、見ただけなのに、一目惚れの、効力は、
ボクの頭の中を、キミが、
殆ど、支配する程で。
――だから、キミに、もう一度、会いたいんだけどな?
(どうしても!)
――今度は、巧く、声かけて、
(ナンパみたいにならない様に、ね。)
――知合いに、なれたら、いいんだけど、
……君のハート、盗んで、
僕の、マイスイートハートに、なってくれたら、
これ以上無い位、幸せ、感じちゃえるんだけどな。
――今、20m先に、見えるは、麗しき、君。
ボクの、重要任務、只今から、遂行――
#『陽気なギャングは地球を回す』久遠君、初恋シリーズに、していこうかと思いマス。長い髪のあの子は、いつものあの娘です。(絡ませちゃいます。)
てな、ワケで続きマス。