※裏世界※
□凌辱の褥
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「ぃ、ぁ、あ・・・・っ」
無理やりこじ開けられた二つの蕾に、機械的に振動するバイブが埋め込まれてもう何時間たったのか。
蜜を溢れさせる膣にはもどかしいくらい微かな振動が、初めて遺物を受け入れる秘部には、臓器を揺るがせるほど強力な振動が。疲れを知らぬ、無機質な玩具に攻め立てられている。
「・・・・もっ・・・!」
紅蓮は拘束された腕を回してなんとかバイブを抜き取ろうとするが、天井からネクタイで括りつけられているためそれも叶わない。指で届きそうで届かない位置で止まってしまうのだ。
もういやだ。数時間に渡って与えられていたのは、微かな快楽と、それを遥かに凌駕する痛み。もうすでに痛みが飽和して、ただ気色の悪さだけが後腔を攻め立てる。
口の端から滴る膵液。虚ろな金の瞳からは、もう涙さえ流れてこなかった。
「た、・・・・・け・・・」
たすけて。
誰でもいいから。この責め苦から。
切望する彼女の鼓膜を、不意に扉の開く音が振るわせた。顔が緩慢に上げられた拍子に、豊満な胸が微かに揺れる。
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