頂き物安置場

□トラとオーヴァン
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「おーいトライエッジ!」

「何?」

トラはハセヲたちのいるカナードの@HOME内にいた。
 そしてハセヲに呼ばれて振り向いたトラにハセヲが何かを投げる、 それをキャッチしたトラは頭を傾げた。

「これ・・・・・・」

それは八咫の率いる知識の蛇で撮られた写真だった。
 そこには八咫、 パイ、 クーン、 ハセヲが映っていた。 トラは何故それを渡されたのかわからないのでさらに首を傾げる。

「おいおい、 そんなに首を傾げるなよな、 とりあえずお前にも皆の名前を覚えておいてもらおうと思ってな、 ここに映っているのが誰だかわかるか?」

最近やっと文字化けせずに話せるようになったトラだがまだ人の名前を覚えきれていないのを知っているハセヲが用意したものらしい、 そのせいかハセヲとクーン以外の2人の顔が軽く引きつっている気がしないでもなかったトラは文字化けをしないように4人の名前を言う。

「ハゲっ、 お姉さん、 ナンパ男、 ヘタヲ!!」

こいつPKしてもいいか? ハセヲは双銃を構えかけたがトラの顔はいたって真剣でPKする気もうせてしまったハセヲは仕方なくトラへと名前を教える

「このハ・・・・・・もとい、 おっさんが八咫、 眼鏡のおばさんがパイ、 んでこっちのへらへらしてんのがクーン、 で、 これが俺、 ハセヲだ」

「八咫、 パイ、 クーンにハセヲ?」

「そう、 そうだ、 よくできました。」

ハセヲが笑顔でトラの頭をなでてやると猫のように目を細めて喜んだ、 本当に猫みてーなんだなとハセヲが思っていると一つ思い出したことがあったので頭をなでてやるのをやめる。

「そうだトラ、 お使いを頼んでいいか?」

「うん」

「じゃあこれ、 頼んだぞ」

トラはハセヲからメモをもらうと外へと出て行った。
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