捧げ物Novel

□塩
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「なぁ、ダーク。もし俺が塩になったらどうする?」

ダークの横で本を読んでたリンクが本から視線を移さずに聞いた。

「塩に、か?」

「うん、塩。」

リンクが言うには指先から塩になっていき最後には塩の彫刻のようになってしまったら、と言うことらしい。

そしてそれが自分の体にも現れたら。

「俺じゃなくてもいいや。大切な人が塩になったらどうする?」

そのとき、ダークは答えられなかった。
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