捧げ物Novel

□ラプンツェル?
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「暇だなぁ〜。」

高い高い塔のうえで窓の縁にほうづえをついて銀色の髪の少年がつぶやきました。

あまりに暇だとつぶやく少年に魔女は毎回毎回パズルをもってくるのですが少年が頭がいい所為ですぐに終わってしまうのでした。

「ハセヲ!今日の気分はどう?」

「んぁ?クーンか・・。」

少年――ハセヲの前には箒にまたがって宙に浮いている水色の髪の青年がいました。

もちろんその青年が魔女なのです。

「何で男のお前が魔女なんだよ!」

ハセヲはそういって憂さ晴らしにクッションを投げ付けました。

「髪が長いから勘違いしたんだろ?」

クーンは簡単に避けながら応えました。

「クーンは詐欺師のロリコンだったんだぁ!」

ともう一回クッションを投げますがまたもや避けられます。

「Σおぉーい!お兄さん傷つくぞぉ・・。」

「勝手に傷つけ。」

ハセヲはクーンに言うと塔のなかに入っていってしまいました。

クーンも箒からおりてハセヲと同じように塔のなかに入っていきました。
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