捧げ物Novel
□ラプンツェル?
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そして去っていくとき
「じゃ俺帰るけどハセヲわかってるな?」
「クーンをロリコン呼ばわりするな?」
「ちがぁぁう!いい?誰とも会っちゃダメだからね?わかった?」
何度も何度も毎回毎回言うのでハセヲはうんざりしていました。
なのでへーへーと軽く返事をしました。
そんなこんなでその国の王子が塔の近くを通りかかりました。
塔の窓から外を覗いているハセヲに心を奪われてしまいました。
その王子の名はスケィス。
スケィスはどうにかしてハセヲ仲良くなれないかと考えてこういってみました。
「美しい君・・。どうか僕をそこに行かせてくれないかい?」
「んぁ?あんた誰?」
「スケィスだよ?」
「しらね。」
ハセヲはそういうと塔のなかに入って消えてしまいました。
しかしそれでめげるスケィスではありません。