If ―…
□あれ...?シモンさん?
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*ロシウ視点。
「シモン総司令。書類の締め切りまであと2時間です。早く終わらせてください」
「わかってるよ、ちゃんと終わらせるから...きゅ、休憩していいかな...?」
疲れきった体を机に伏せ、だらしのない形で総司令が僕に言う。
「......わかりました。」
「ロシウ大好きだーっ!」
バコッ
飛び付こうとする総司令を持っていた名簿で反射的にさえぎった。
油断もスキもありゃしない。ふざけてるんですか、この方は。いつも僕をからかう。
「ただし、少しですよ。締め切り、迫っているんですから。」
総司令の泣きそうな顔を見た。
騙されるな!
いつもの事じゃないか。
そう思った僕は、部屋を出た
バタン
x x x
*シモン視点。
「...ロシウ冷たいな...」
って昔もあんなんだったっけ?
昔から真面目な奴だったしな
「7年間も一緒に居るのに...空回りばっか...俺、情けないなー...」
俺はロシウが好きなんだけどね。ロシウは俺の事が、きっと嫌いなんだろうな...
「...悲しくなってきた...」
そんな事を考えてると眠くなってきたな...。きっとロシウがお越しにくるだろう?
10分くらい...寝ても......
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