If ―…
□あれ...?シモンさん?
2ページ/6ページ
「シモンさん...?」
ビクッ
やばい、本格的に寝てしまった。ロシウにまた怒られる
「ロシウ、こ、これはその............え?」
いつも僕にアレコレ言うロシウではなく、僕の後ばっかり着いてきた子供のロシウが前に居るんだけど、何これ?
「あれ...?シモンさん?...じゃないですよね...あの、シモンさんドコに居るか、知ってますか?」
本音を叫びたいくらいだ。
何?子供のロシウってこんなに可愛かったっけ!?
目おっきいし、体小っちゃいし、髪の毛短いし...
「俺、シモンだよ」
「え...?シモン......さん?」
x x x
「だからー、俺がシモンなの!」
「嘘です、シモンさんじゃないです!」
「そんな事言ったってなー...。」
なんとか説得出来ないかなー?
俺がシモンってわかってくれないと結構困るんだけどな...
「シモンさんを出して下さい!あなた方、シモンさんを拘束してる人達でしょうっ!?」
ムキになるロシウって今も昔も可愛いなー...
「な、なんですか?」
「ん?ロシウが可愛いなーと思って」
「え...ぼ、僕は男です!可愛いくなんかありません!」
ロシウがまた距離をとった。
一体どーすれば俺をシモンだと思ってくれるのかな?
子供の時持ってて今も持ってるもの......
コアドリルだ!!
.