REBORN!
□プレゼント
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今日は
愛しい人の誕生日
だから僕は、
愛しい君へプレゼントを
『プレゼント』
12月5日。
今日は普通に1日を過ごそう。と思ったクロームだったが、その考えが一瞬にして消えてしまった。
「誕生日おめでとうございます。クローム・・・いや今日は"凪”と呼びましょうか。」
クフフフフと笑っているのは六道骸。なぜか今日は犬と千種はいなかった。でも今は、そんな事はどうでもよかった。
「骸様・・・どうして此処に・・復讐者は・・?」
「おや、凪は僕が来てほしくありませんでしたか?」
「いいえ!とてもうれしかったです・・・」
生まれつきで頬が赤いクロームだが、
今日はいつもより赤くそして泣いていた。
「おやおや、凪を泣かせるつもりはありませんでしたけどね。」
そう言ってクロームを抱き寄せる骸。
嬉しいのか、あまりにも突然だったからか、泣きやまないクローム。
そんななか骸の口が開いた。