REBORN!
□バースデイ・マジック!
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「ボス・・・いい?」
「クローム?・・・あっ例の件だね」
クロームはツナの言葉にコクリとうなづく。
「お願い・・・」
「分かったよ」
任せておいてとツナことボンゴレの十代目ボスは笑顔で答えた。
今から約2週間ほど前―――――
「えっ?骸の誕生日!」
「うん・・・」
クロームはツナに骸の誕生日が2週間後の今日であることを告げた。
「でもなんで“みんなで誕生日パーティー”?」
ツナの唯一の疑問点はそこだった。
みんなでと言うことは、
守護者全員はともかく、京子ちゃんやハル、イーピンたちもってことか?
それ以前に、雲雀さんは・・・・
ひぃぃぃぃぃ!!
「骸様に喜んでもらいたくて・・・」
いや、骸なら絶対クロームだけのほうが喜びそう!
と言おうと思ったが
クロームの真剣そうな顔を見ると
その言葉は心の奥に閉まっておこうと思った。
「分かったよ。後でみんなにも言って計画を立てよう」
「ありがとう、ボス」
笑顔でクロームは返事を返してくれた。
まさかそのことが、事件を巻き起こすとも知らずに―――――。