REBORN!

□プレゼント
2ページ/3ページ

 
「Buon compleanno…」         「ありがとうございます…骸様。」

そう言って涙を拭うクローム。
 
「凪、なにかほしいものはありますか?」
「ほしいもの・・・・・ですか・・・」
 
突然の問いに考え込むクローム。
考えて、考えた答えは
 
「ありません・・・」
 
いくら考えても欲しいものが見つからなかったクローム。

「凪はそう言うと思いましたよ。」 
「え?」
 
そういう風に見られていたのかな・・と思い、クロームは骸を見つめた。
でも、クロームの瞳に映った骸は笑っていた。
いつものような悪に満ちた笑みではなく、それとは逆に光に満ちた笑みだった。
 
「凪・・」

骸が名前を言った途端に景色が変わった。
そこは骸の作り出した幻術世界だった。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ