頂き物

□インタビュー
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 「千秋!とのだめ!」
 「きゃ〜!何で!?千秋様〜!」

 「オヤジィ!録画だ!」
 「ハイよ〜」

 レポーターが並んで歩く千秋とのだめを呼び止めた。

 『日本の方ですか?』
 『はい、そうですが。何か?』

 「千秋様の声〜」
 「真澄ちゃんうるさい。」

 『観光ですか?』
 『いえ、こっちで仕事してます。』
 『のだめは留学デス!』

 『何の仕事と留学ですか?』
 『僕は指揮者で…』
 『ピアノデス。』

 『音楽留学ですか。いつからこちらへ?』
 『一年半くらいですかね。』

 「何すましてんだ。」
 「かっこいいわ〜」

 『お住まいはどの辺りですか?』
 『ルーブルの先です。』
 『彼女は?』
 『同じデス。』

 『あ、ご結婚されてるんですか?』
 『ちがっ…隣です!ばか、余計な事言うな!』

 『こちらに来てから知り合ったんですか?』
 『一緒に留学しようって真一君がv』
 『ひいぃっ!お前黙れ!!』

 「あははっ!!のだめナイス!」
 「きぃ〜っ千秋様可哀相に…」

 『恋人なんですね。仲がよくていいですね。』
 『むきゃっ!ありがとございマス。』

 『ところでパリのオススメはどこですか?』
 『あ〜パリは芸術の街なので、美術館とかオペラ座とか…』

 『さすが指揮者ですね。彼女さんは?』
 『焼き栗デス!あとそこのパン屋さんのバケットが美味しいデス。』
 『アホ!食いもんばっかじゃねーか!』
 『むっ!食べ物は大事デス!』
 『日本の恥を晒すな!』
 『むきゃ〜っ!暴力夫〜』
 『夫じゃねぇ!』

 『あの…どうもありがとうございました。』
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