REBORN!

□バースデイ・マジック!
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「HAPPY BIRTHDAY 骸!」

けたたましく鳴るクラッカー音と拍手。
 
「・・・・・・・」
 
頭が追いつかない。
一体彼らは何なんだろうか?
未だに呆然としている僕に沢田綱吉が話しかけてきた。
 
「今日、お前の誕生日なんだろう?」
「え?」
「クロームが言ってたんだよ」
「クロームが?」
 
コクリとツナは頷く。

2週間ほど前からクロームがツナに
誕生日の相談に来たこと。
みんなに頭を下げながら、パーティに出てほしいと
頼んでいたこと。
ツナはこの約2週間ほどのことを教えてくれた。

「そうだったのですか」
「クロームに感謝だな」
「そうですね」
 
クロームを目で探していると
顔を赤くしてこっちに走ってやってくる。
 
「まったく、かわいいですね」
 
骸の目の前に立ち、
真っ赤な顔に負けないくらいの真紅の薔薇を
骸に差し出して、

「Buon Compleanno! 骸様」
「Grazie、クローム。
とても楽しい誕生日でしたよ」
 
誕生日プレゼントはこのパーティと
僕の愛するクロームからの花束。
 
それはまるで、バースデイ・マジック!
  
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