BLEACH

□桃の節句と雛あられ
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 今日は3月3日―――ひな祭り
 いわゆる『女の子の日』と言うやつだ
 
 『桃の節句と雛あられ』

 「今日はひな祭りですよ!隊長も飲みましょう!!」
 朝から元気一杯に話しかける乱菊
 なぜなら今日の夜は隊長格のみんなでひな祭りの宴をする
 そしてその宴の主催者は10番隊副隊長の松本乱菊だった
 「ほかのやつと飲め。」
 「じゃぁ隊長〜雛森にお酒飲ま「すな!」
 いきなり口を挟んできたのは乱菊の上司でもある10番隊隊長の日番谷冬獅郎
 「じゃ〜ぁ甘酒なら「だめだ。」
 「隊長のケチ。」
 「なんどでも言え。」 
 そんな会話が始まったのは先ほどまで此処にいた雛森が先週に言ったことが原因だった



 『乱菊さん、いよいよ来週はひな祭りですね。』
 『え?そうだっけ??』
 そんなことすら頭に入っていなかった乱菊
 『そうですよ。3月3日、ひな祭りですよ。』
 そういえばそうだっけと思った乱菊
 『雛森ってさ、流魂街にいた頃もひな祭りしてたの?』
 不意に思ったことを聞いた乱菊
 雛森は懐かしむような顔で語り始めた
 『はい、してました。ひな祭りの日にはおばあちゃんと日番谷君と一緒に・・』
 (隊長も・・・ねぇ)
 なんか以外と思いながら雛森の話を聞く
 『おばあちゃんが折り紙でお雛様とお内裏様を作ってくれていたんです。
 日番谷君はわざわざ桃の花と雛あられを買ってきてくれて・・・』
 雛森は恥ずかしいのか顔がだんだん赤くなってきた
 『その時日番谷君が言ったんです。』



 ―――ひな祭りってお前のための祭りみたいだな―――
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