オリジナル

□いつも側に〜なくした記憶〜 5つめの旋律
2ページ/7ページ


  “ ソーちゃん 

   6:48 Re:明日  ”


  と記されてあった。

  『嘘!』
  
  私は急いでメールの本文を読んだ。


  『明日、学校が終わったら、楽器を持って病院の屋上まで来てくれないか?』
  
  え?楽器・・・・

  もしかしてソーちゃん、私が楽器を吹いてたこと思い出したの?

  そう考えると嬉しくて、嬉しくてたまらなかった。

  そして今にあたる。


  「今日はご機嫌だな、愛。」
  「ひいなちゃん!実はね・・・」
 
  愛はひいなに今朝届いた空からのメールを見せた。

  「よかったな、愛!」
  「うん!」
 
  私とひいなちゃんは笑った。
  それから、昨日私が出て行った後のことを聞いた。

  「昨日あれからどうだった?」
  「あー、あれからか?あれからはたしか・・・」
  「頭痛そうにしてたぜ。」
  「零君!!」

  ひいなと話していると、いきなり零が入ってきた。
  
  「でも、悔いてたよね。空君。」
  「あぁ、桜野に悪いことしたってな。」
  「茜ちゃん!棗君!」

  気がつけば、3人が集まっていた。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ