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□愛してるんだ!【ジャギ×クラウザー】
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【愛してるんだ!‐魔王の悩み‐】

ジャギ×クラウザー





ぎしっ・・・ぎし・・・
ベッドの軋む音と同時に喘ぐ声が個室の部屋に響き渡る

「んっ・・!ぁ、ふっ・・・い・ぃ・・・・・ジャギ・・!!ぁあっもっと・・だぁ・・・!」
『はぁ・・ほしがり屋だなあ・・・?ぁ・・この淫乱悪魔さんがっ・・・ふぅ・・』
「・・・ん、くっ・! ・・・黙れ・・!!」
上だからと言って、すぐ調子に乗るジャギを睨みつけてやる
本当は殴ってやりたがったがそんな力は無い
こいつが奥を突き上げてくる度に気が参りそうでどうかなってしまう
そうやって俺様を満足させようと頑張っているこいつが愛しい
「・・・あっ・・ばっ・・・・か、だな・・・」
『?』
クラウザーはジャギの肩に顔を埋めた


(もうこんなに愛してんのに)


ライブ終了後


『やぁ〜はっはっはっは!根岸ー!今日のライブすごかったぜー!あのMC最高だぜー!』
いつも通りにライブが終了し三人は楽屋に戻った
ジャギは毎回毎回同じことをクラウザーに発していた
(僕は最悪だよ・・。女の子にあんなことしちゃって・・)
落ち込んでいるクラウザーの肩をガシッと掴んできたジャギに少しビクッとした
『また悩んでんのかよっ!・・・・・』
「べっ別に〜・・俺は魔王だ悩みごとなど・・――」
バッと抱きつかれてクラウザーは何が起こったか把握できず
その5秒後の気づく僕
「え・・・・?ジャギおいどうした」
僕はそんな言葉しか思いつかず和田君に話掛けるが反応がない
重い口を開きゆっくり喋る

『俺のこと好きじゃねーの?』
「・・・・・」
『好きだったら・・・なんでも話しあえるのが恋人じゃないの?』
あぁ・・・泣き始めちゃった・・・
和田君はギターもうまいしすごい頼りになるけど
どんなとこで頼りにしていいか解らない僕だって頼りたいんだ
好きだからどうしていいか分んないんだ
「・・・・・・だ・よ・・・・」
『・・・へ・・?』

「好きだって言ってんだこのヘタレ野郎があああああああああ!!!!!!!!」
クラウザーは一回で聞き取ってくれないジャギに
自分の気持ちがうまく纏まらないことに怒った
『!?』
「ジャギのことが好きだわあ!・・・・・うっ・・ぐしゅっ、うぅ・・・!」
すごい怒りを込めて言った告白。それがなんか悲しくて悔しくて
涙が出た。格好わるいな
「・・・て・・る・・・愛してる・・愛してるからっ・・ぅっどうしたらいいかわかん、っない」
「どうやって・・この気持ちを伝えれば・・いいのだ?ぅうっ・・メイクが、とれるっ・・」

根岸・・・お前はやっぱメタルモンスターだぜ・・・・
その潤んだ瞳で見られたら、俺の頭の中でイケない事が沢山廻った

「ゎっ!  ・・んっ・・・・・」
急に深いキスを交わされたクラウザーは一瞬びくっとしたが
流されるままにキスをし解放される
「ん、はあ・・・ちょっとジャギてめえ・・・って!?」
ちょ、こいつ・・・・!股間がもっこしてやがる!!!
股間ばっかりに注目しているのでジャギが押し倒しクラウザーにのしかかった
「うぉ?!ジャギ!どけ!何すんだあ!こっちわ疲れてるのだ!」
『愛してる』
「おぃいいい!!!質問答えろー!・・・・あっ!」

もう何も言ってヤンね笑
俺も今何をしたらいいかわかんない
でもこの想いだけは正確だよ

クラウザーを”愛しすぎて”
何したらいいかわかんねーのっ☆

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