lyric
□ムコウガワ
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窓の向こう。
すぐ向こうに
あなたは居て。
こちらを見ては、
暖かく微笑んでくれる。
いつも、
その
ガラス窓の向こうにいるあなたは
慈しむように、
愛おしむように、
とてもとても、
大切なもののように
私を見つめてくれる。
私は。
私は、そんなあなたの
その暖かな瞳に映りたくて
いつもいつも、
窓の傍にいるのだけれど。
私は。
私は、とても
欲張りだから。
それだけじゃ足りなくて
それだけじゃ寂しくて
手を
私の弱く小さな手を
その窓へと
伸ばすのだけれど。
いつも、あなたへは届かなくて
そこには確かに‘カベ’があって
私の手は
力なく
ガラスの窓に
しっかり映る
あなたの姿を
なぞるだけ。
私だけじゃ開けられない
あなたには届かない
どうか、
どうか、
この窓を
開けられる日が来ん事を・・・。
ただ、
希う。
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