永遠の愛情を・・・
□甘い罠
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―――旅禍。
ソウル・ソサエティでを揺るがした人物。
その中でも、特に、橙色の髪の毛の色、身の丈ほどの大刀。
その男がもっとも注目されていた。
あの斑目一角がやられて、事態は大騒ぎ。
まあ当然だろう。何てったってあの十一番隊の第三席だ。
しかし、俺はそんなことどうでもいい。興味があるのは、その旅禍。
黒崎一護
だ。
俺は一角がいる四番隊・総合救護詰所の屋根で、霊圧を消して二人の話を聞いた。
外見はオレンジの髪に身の丈ほどの大刀。向かった先は罪人、朽木ルキアのもとらしい。
更木がそいつと会う前に会わなければならない。更木は方向音痴だ。俺の方が先に会うはず。
俺は一角が戦ったところから、その朽木ルキアの場所へと瞬歩で走った。
「だーもー!!!付いて来んなお前等ぁー!!!」
…あいつか
「うっせー!!黙れ!!ってかヤらせろー!!!
ん?今なんつった??
「俺はてめえ等と殺し合いをする気なんてねぇんだよ!!」
いやまて。今さっきの奴はそういう意味で言ったんじゃねぇぞ??
「黙ってヤらせろー!!!」
いやいやいや。なんか違うだろ。
ってか俺さっきから、あいつの後姿しか見えてねぇなぁ…
あ。なんか無性に顔が見たい。
カチャ…
「へ…??」