サメイタ劇場ww
□優しすぎは災いの元
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――サァ―……
木々を通り抜け、葉を揺らす風の音。
その音はとても心地よい。
鬼鮫「来てよかったですねェ…//」
イタチ「そうだな…//」
鬼鮫「それにしても毎度思うんですが、我々は…散歩し過ぎじゃaッ」
イタチ「気にするな鬼鮫」←
鬼鮫「え?あ…ハ、ハイッ//」
鬼鮫が動揺するなか
イタチは何処か遠くを見ていた。
鬼鮫「どうしましたイタチさん?」
イタチ「…いや…何でもない…」
鬼鮫「そうですか…?」
イタチ「あぁ…ところで今日は何処へ行くつもりなんだ…?」
イタチの瞳はまっすぐに鬼鮫を見つめていた。
その瞳に写輪眼というモノはなく、ただ漆黒の優しい瞳が覗いていた。
鬼鮫「そうですねェ…でしたらイタチさんの大好きな団子を買って、何処か景色のいい所で食べましょうか///」
その鬼鮫の言葉に
可愛いと言うよりは、美しいと言う言葉が相応しいような笑顔を見せるイタチ。
そして「あぁ//」と嬉しそうに返事をして鬼鮫の前を歩き始めた。
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