うちは兄弟
□獅子と兎
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兄貴と一緒になってからどれくらいの時間が過ぎたのか…
そんな事を考えると
まだ一週間も経ってないのが不思議なくらい、オレ達は幸せな日々を生きていた。
「どうかしたかサスケ…?」
「いや…何でもない…//」
隣を見れば、いつも愛しい姿がある。
意外にも兄貴は天然っぽい性格で
一緒にいると和むというか…
なんとも言えない…優しい幸せな時間になる。
本当に幸せな毎日。
やっと繋がれた絆の糸。
いや、愛の糸でもいい…//
とにかく、『幸せ』以外の言葉が見つからねぇ…
「………」←見つめる人
「…?何だよ兄貴…」
「いや…お前を見てるとライオンに見えてくると思ってな…」
「ラ、ライオン…?ι」
「あぁ…そうだよライオン。」←
「サスケだ…ウスラトンカチι」
「ウスラトンカチンkッ…」←
「ウスラトンカチだ。」←
「必死だな…」
隣でクスクス笑う兄貴。
オレはそんな兄貴を見つめる。
「なんでオレはライオン何だ?」
「理由…か…」
一呼吸おいてから話す兄貴。
「髪の毛が寝癖でもしゃもしゃしててライオンっぽいから、だな…」←
「ただの悪口じゃねーか。」←
「…まぁ、そう怒るな…」
「これでも毎朝ちゃんとワックスで一時間半セットしてるんだぜ?」←
「そうか…知らなかったな…」
「…オレ…兄貴から見てかっこいいか?//」
「あぁ…かっこいいよ」
「ホ、ホント?///」
「あぁ。素晴らしい寝癖だ。」←
「だから寝癖じゃねぇよ。」←
疑問符を浮かべる兄貴。
可愛いけどやっぱり天然だった。←
つか、話しを聞いてねぇ…orz
「オレがライオンなら兄貴はウサギだな」
「…?」
「よくキャベツをもさもさ食ってるから兎っぽい。」
「…キャベツが猛者猛者?」←
「もさもさキャベツ食ってる兎だ。」
「…そうか…オレはもさもさキャベツか…」←
「だからもさもさ兎がキャベツを食ってるんだ!!」
「わかった…もさもさウサギか…」←
「もういいよ…orz」←
「そうか…?」
兄貴はそう言うと微笑んでオレを見た。
「では…もさもさ兎は寝癖ライオンに守ってもらうとしようか…///」
「!…あぁ…喜んで///」
照れながら微笑む兄貴をオレは抱きしめた。
甘い甘い時間。
幸せな日々。
その大切な毎日を
愛する兎とともに守れる強い獅子に…
オレはなる。
end…
→アトガキ