うちは兄弟
□S級任務
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今、森の中でオレと兄貴は二人きり。
サスケ「兄貴…やっぱねーよ」
イタチ「無いわけないだろう…探せ…」
―――ガサガサ―……
サスケ「やっぱどこにも見あたらない」
イタチ「さーがーせー…」←
サスケ「わ、わかったから…んな怖い顔すんなよι」
オレは、任務の帰りの途中…つまり暁のアジトに帰るところで兄貴に捕まった。
理由は一つ…
木の葉から言い渡された久々の運送任務でトラブルが発生したらしい…ι
―――ガサガサガサ―……
サスケ「…なぁ…マジでねぇよ兄さん。本当にここか?」
イタチ「ここ…のはずだ。」
サスケ「…他に心当たりないのかよ?」
イタチ「……わからない…ι」
隣で本気で泣きそうな顔をするイタチ。
運送するはずの巻物を
ちょっと目を離した隙にやられたらしい。
そうそう。
かくかくしかじかってやつで
オレ達を含め、暁は全員オレが転生忍術の類いで生き返らせた。
もちろん木の葉の奴等も全員。
暁と木の葉は同盟を結び
今のところ暁は木の葉に従順している。
ナルトのおかげで…
やっとオレの人生に光が差した。
一族は生き返らせてはいない。
もう悲劇はたくさんだから。
あの頃…
こんな世界をオレは夢見ていた。
自分がやるしかないって気づかせてくれたナルト。
そして
平和の大切さを教えてくれた兄さん。
だから今のオレがある。
本当に…ありがとう。
この幸せを続かせるためには
木の葉からの任務は必ず成功させるのが鉄則。
信頼性を上げるためだ。
この幸せをこれから先も守っていk…
イタチ「たそがれてないで探してくれないかなサスケくーん」←
サスケ「……うん…(T∀T)」
守っていきたい。
切実に。
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