★小説 処★
□◎近いけど・・・遠い距離
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オッサン・・・ オッサンは気づいていない・・
俺はいつもオッサンを見てるのにな
ちょっとした時 何かあった時 オッサンの視線の前にいるのは？
真っ先にいつも考える相手は？
いつだって 俺じゃなく アイツなんだよなっ・・・
日向家の地球防衛ライン 日向夏美
なんで あんなぺコポン人が？・・・
どこがいいんだよっ
俺が ケロロ小隊に配属が決まって
作戦通信参謀として始めて小隊でアンタを見た時から
アンタと関わった時から
俺にとってアンタは特別な存在になった・・・
小隊一の軍人気質で・・・いつだって真っ直ぐに敵にむかって突っ込んでくアンタ
ケロロの幼馴染で 怖そうな顔してるくせに
性格は几帳面で 人一倍面倒見がいい
何回俺がちょっかいかけても 壊れたり死なない・・・
溜息ついたりゃ〜したって 俺を見捨てないでいてくれるアンタ
俺と関わった奴はたいてい途中で俺から去っていくか
簡単に壊れちまう・・・
なぁ？ どうしたらアンタは 俺だけを見てくれる？
たとえば夏美を俺が殺(や)っちまったら？・・・
きっと殺されるんだろ〜な クックックッ
俺様が本気を出せば アンタを手に入れるなんて簡単なんだぜ？
でも 俺はそれをしない・・・ だって俺はそのまんまのアンタがほしいからさ
物言わぬ人形にしちまった後のアンタじゃ無くて
そのまんまのアンタが・・・
いつも隣に 手を伸ばせば触れる事のできる近くにいるのに
アンタが遠い・・・
体は近くいても アンタの心の近くにいるのが俺じゃ無いから？
あれからだいぶたった今も 俺はいつでもアンタを見てる
最後の一線っていうんだろうなっ？・・・ 今よりもアンタに触れたら
今いる先へ行こうとしたら？ 俺が俺の欲望のままに
こえちゃならないこの一線をこえちまったら？・・・
アンタが壊れちまう気がして
俺はそれ以上アンタに近寄れない
いつかは俺だけを見てくれねぇ〜かなぁ・・・
そ〜思いながら今日も 俺はアンタを見てる
アンタだけを見てる・・・
＋＋＋あとがき＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋＋
なんとなく 日向家のモニターをクルルズラボの自室で眺めながらギロロの事を思う曹長！？みたいな・・・
ラボのモニターでテントで銃磨いたり、猫と戯れてるギロロをモニターごしに眺めながら・・・
珍しく？物思いにふけるクルルを書いてみたかったんだけど？
うまく表現できてる？ どうでしょう？
クルルがダークに感じる方いたら ごめんに ｍ(＿ ＿)ｍ