novel?
□wish
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光輝くあなたの姿をもう一度目にすることが叶うなんて・・・。
なんという幸せ、なんという幸福。
いつもいつでもあなたを愛しています。
俺の心を占めているのは、あなたの存在。
目を閉じれば思い出すのは、あなたの姿。
ずっとずっと焼き付いている、あなたの全てをもう一度感じることができるなんて。
【wish】
願いが叶ったと思った。ずっと願い続けていた思いがついに形になったのだ。
あなたと、目指す場所は同じでも、同じ道を歩めることが無いのは、早くから理解していたように思う。
会えなくて辛い夜は、あなたも同じ想いでいるのだと、乗り越えてきた。
冷めたベッドの左側を切なく思っても、あなたの残り香を探し、瞳を閉じた。
あなたの声が聞きたくて、それでも聞くことは叶わなくて。
そんな日を何度となく繰り返した。
必ず、あなたと同じ場所に辿り着けるように、と・・・。
そして、今、この瞬間が目の前にあるのだ。
コートの青々とした緑は、誰よりもあなたに似合っていて。
ここで再び出会えたことに、歓喜で心が震える。
試合前に泣きそうになった、と伝えれば、あなたは怒るだろうか。
それとも、・・・同じように思ってくれているだろうか・・・。
ネットを通して、見るあなたはいつでも厳かで鋭い目をしているけれど、今日、この瞬間柔らかい瞳に合った、と思ったのは、俺の願望？
真剣で神聖な一瞬がここから始まる。
一つとして見逃すことのないよう、全身をあなたに傾け、全神経を研ぎ澄ませよう。
心臓の音が聞こえるくらいに近く、トスをあげるあなたの息遣いまでもが伝わってくる。
幸せの時間は、いつもあなたから始まる。
その空間に共に存在できた、いくつもの奇跡の交差に喜びを。
さぁ、新たな歴史の一ページをここから始めよう。
目を開いて。あなたを全てで感じて。
あなたの球威を感じる瞬間。
喜び、悲しみ、憧れ、嫉妬・・・全ての感情を抱いて。
あなたに会えた。
この瞬間が永遠に繋がる・・・。
End