novel?

□eternal dream
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ヒカリノサキに手を伸ばし続ける。
そこにある未来を掴みとるまで。





【eternal dream】



気付けば、ここまで来ていた、なんて言うつもりはさらさら無い。

いつだって、選び取って、勝ち取ってきた。その道の中で、手の平から零れ落ちて行ったものも数えられない。

それでも、あの場所に辿り着くために手を伸ばし続ける。

歩みを止めたりは、しない。


才能なんて、ごく限られた者にのみに与えられる、奇跡のようなものだ。
俺にそれが無いのは、早くから気付いていた。

努力を重ねなければ、俺はそこへ辿り着くことは出来ない。
そう、永遠に。


だから俺は、自分を過小評価することはしない。
努力の末に掴んだ力を、『才能』だなんて言葉で終わらせたりしない。

俺は俺の足で立っている、と誇りを持って言うことが出来る、それこそが俺に与えられた力なのだ。



また新たな道がここから始まる。
遠回りしたり、立ち止まったり、道に迷いそうなこともあった。

それでも、今、あのヒカリノサキへと続く道に立っていることは、紛れもない事実であり、俺の支えとなり、また誇りとなっている。
まだ歩くことが出来る。走って疲れて歩いたっていい。

ただ、歩き続けていたい。

ヒカリノサキがうっすらと見えてきた、この日。
新たなスタートラインに立ったことによる歓喜を胸に抱き、目指すべき場所へ・・・。





序章

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