刻
□大人の色気!?
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新選組の屯所のお風呂はいつも騒がしい。
一応千鶴は女の子なので、夜の遅い時間(掃除の時間)に割り当てられている。
「そろそろお風呂に行こうかな?」
千鶴は着替えを持ち部屋を出る。
ピチャン・・・
「ふぅ〜いい湯加減」
頬をほんのり赤く染めた千鶴は湯船につかっている。
「静かだなぁ〜」
当たり前だが、ここには千鶴一人しかいないため返事は返ってこない。
「・・・なんかむなしくなってきたから出よう」
そういうと脱衣所に行き体の水分を拭き取っていた・・・
ガラッ・・・見つめあうこと数秒
「土方さん!!」
千鶴は急いで体を隠すが、前の部分だけしか隠せなかった。
「・・・」
土方は呆然としながらも千鶴の隠し切れていない部分を凝視している。
「何見てるんですか///、お願いですから後ろを向いてください!」
「すまん///」と顔を赤くさせ後ろを向く土方。後ろでワタワタと着替えている音を聞きながら先ほどの千鶴を思い出している。
水滴が髪の毛から伝い白くきめ細かい肌を濡らし、ほんのりと赤くなっている頬・・・守ってあげたくなるような体つき・・・・
「土方さん?」
思い出している途中で千鶴の声が聞こえ、土方はあわてる。
「お風呂はいるんですよね?あがったら教えてください・・・お掃除しないといけないから」
そう言ってバタバタと出て行った。
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