おはなし

□そうそう、牧は学生だったよ。――文化祭編――
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委員長はこころよく


「急いでないからいいわよ」


と答えた。
そこへケーキが入ったケースを抱えて、神が入ってきた。
牧の後ろ姿に話しかける。


「監督、ケーキ、とりあえずこのくらいでいいですか?足りなかったらまた取りに…」


「…………………」


慌てた清田が、小声で叫んだ。


「…神さん!監督じゃなくて、牧さんっすよ!」


しかし、その声は意外なほど大きく、教室中に響き渡ったのだった。



オワリ
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