おはなし
□まほうのランプ
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その夜。
昼間拾った魔法のランプ(?)を机の上に置いて、私は宿題をしていた。
間違った所を消して、消しカスを払ったら…、
「あらら」
ランプ(?)に手が当たってしまった。
はじかれたランプ(?)は、くるりと1回転して、
"か〜ん"
と音をたてて床に落ちた。
「…やばっ!」
慌てて拾って、壊れてないか確かめる。
「大丈夫みたい」
別にゴミ捨て場から拾ってきた物だから、少しくらい壊れても、どうってことはないんだけどさ。
私はランプ(?)をちょっとこすって、傷がないか確かめた。なんともないみたい。
良かった。
ホッとして、ランプ(?)を机の上に戻そうとしたら
ぼわ〜〜〜ん!!
と煙りが出て、ランプ(?)の中からマッチョなおじさんが出てきた。
「…余の眠りを妨げるモノは誰だ…!」
ひぇぇ〜!
"ランプの魔神"
じゃなくて
"ランプの大魔王"
ですかぁ〜〜〜!?