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□【甘えん坊】2009/01/22 up!
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【甘えん坊】
「あっサカモトくぅん!」
「ん?」
ロケ先から戻って楽屋で少し寛いでいたサカモトはドア越しにひょっこりと顔を覗かせながらサカモトを見つめるケンに気が付いた。
「何してんだ?こっちこいよ」
「…うん!」
サカモトに手招きされ嬉しそうに笑顔で近寄ってくるとケンはごく自然にサカモトの太股にゆっくりと腰を下ろした。
「へへっ」
「どうした?」
自分から乗っかってきたのにいざサカモトと顔を合わすと照れたように笑い視線を逸らすケンに思わずサカモトもつられて微笑んだ。
「ああっケンちゃんってばサカモト君ばっかりでずるいっ!俺にも甘えてよぉ」
2人の様子を見ていたイノハラが羨ましそうな目でサカモトを見て自分の太股をペシペシ叩きながら「おいでよケンちゃんvV」と誘うがケンはジッと2人を見比べた。
「ん〜…イノハラくんはすぐエロい手つきで触るからヤダ!サカモトくんの方が安心出来るもん」
「うぇぇぇええ〜っ」
ガーンッとショックを受けたらしいイノハラはしくしくと泣き真似をしながらソファに倒れ込んだ。
「サカモトくんばっかずるぃぃい〜っ」
イノハラが駄々をこねながら2人を見ているとサカモトが呆れたように苦笑いをしてケンの頭をポンポンと撫でた。
「ケンこれ以上イノハラが煩くなるから構ってやって上げてくれ」
「う〜……わかった」
サカモトに言われて渋々という風にサカモトの太股から離れたケンだったが隙をみてサカモトの首に抱き付くとそっと「あとでもう一回頭撫でてね」と囁きイノハラの方へ歩いていった。
「ケンちゃ〜あん!!」
「はいはい」
イノハラは嬉しそうに細い目を更に細めてケンに抱き付くと太股に乗せ楽しそうにケンにベタベタと触り始めると嫌がりながらもキャッキャッと騒ぐケンを見つめながらサカモトは微笑ましく2人を見守っていた。
end