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□【お兄ちゃん】2009/03/18up!
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【お兄ちゃん】



「ねぇねぇイノハラくん」

「なあに?ケンちゃん」

「目開いてる?」

「……え?開いてるよ?」

「本当に?」

「ほっほんとだってば!!」

「…じゃあ確かめていい?」

「うえ?確かめるって…わわわっ?!」


ニヤリと笑ったケンがイノハラに抱きつくといきなりイノハラの瞼を指でグイグイと持ち上げた。


「イダダッ〜ケッケンちゃん痛いっ!!痛いよぉ〜止めてぇ!!」

「だってもっと目開けられじゃん!」

「そりゃ無理やりやったら開くよっ!痛いってば〜誰かヘルプゥ〜」


あはははっと笑いながらイノハラの両目を広げるケンの悪戯にメンバーも笑いながらただ見守っていた。


「こら痛がってるだろ?」


するとケンの後ろからスッと近付いたサカモトがケンの脇腹を掴まえるとケンは慌ててイノハラから手を離した。


「わわっ?!くすぐったいから止めてよっ!!」

「だったらお前もイノハラに悪戯するの止めろ」

「あひゃひゃっ〜っわかった!わかったから…手離してぇ…っうひゃひゃ」



サカモトはケンの脇腹を掴まえたままグイッと持ち上げるとケンは丸くなったままチラッとサカモトを見上げた。


「イノハラ大丈夫か?」

「サカモトくぅん」

「ぅおっと」


イノハラはサカモトの腰に抱きつくと甘えたような声を上げるとケンから不満そうな声が上がった。


「サカモトくんはオレのだから離れてよ!!」

「ええ〜サカモトくんはケンちゃんのじゃないよ」

「イノハラくん離れてってば!!」


クルッと振り向きサカモトの首にしがみつくとケンはイノハラの手を軽く叩いた。

そのままサカモトを挟んでキャンキャン言い合う2人にサカモトは困ったような顔をしつつも仕方ないなぁという風に笑うのを見て

ナガノは「お兄ちゃんは大変だねぇ」と笑いゴウは「お兄ちゃんってよりオヤジだけどな」と拗ねた声で呟きオカダは羨ましげに見つめていた。





end


 

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