夜蝶星流

□護衛屋
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『依頼入った。』


「そうか。」


『前に俺が万事屋にいたときお世話になってた人から。』


「ほぉ。」


『晴太っつー子供を護ってほしいってさ。』


「………」


月詠は無言で星斗を見る


『月詠の邪魔するつもりはないよ、俺は晴太っていう子供を護るだけ。』

「見たことあるくせに…」


『向こうは俺の事知らないだろうね。』


ケラケラ笑う星斗に月詠は呆れながら煙をはいた











「護衛屋?」


「あァ、やっぱり心配なんでね。」

万事屋はスナックお登勢に来ていた


晴太はテーブルを拭いている


「晴太君の護衛ですか。」


「いっちょ前に護ってもらうアルか。」


「なァ、まさか護衛屋って…」


「あァ、アンタのよく知った奴だよ。」


「マジでか。」

すると扉が開いた


『こんにちはー。』


「久しぶりだね星斗。」


『お登勢さん!!久しぶりです!』

カウンターに行き銀時に寄る


『銀兄さんも変わらず天パなんですね!!』


「嫌味かコノヤロー。」


『はい。』

「オイコラ。」

「この人が護衛屋アルか?」


「おォ。」


「知り合いなんですか?」


「コイツも前に万事屋で働いてたんだよ。」


二人は驚いて星斗を見た


『少しの間でしたケドね。』


「そうだったんですか。」


「よくこんな奴の所で働こうと思ったアルな。」


「お前もな。」

「私は仕方なくアル。」


「なんだとてめェェ!!」


ケンカを始めた二人

『まァ俺もきっかけはなんとなくでしたしね。』


「なんとなくですか。」


『はい、強くなりたかったんです。』


「幼なじみを護るためにな。」


ニヤニヤしながら星斗を見る銀時


星斗は顔を赤らめながら話を続けた

『給料は貰えませんでしたが、短い間楽しかったです。』


「一言余計だぞォ。」











 
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