夜蝶星流

□笑顔大作戦
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『ハイ、月詠ちゃん二ィ〜。』


月詠の目の前で笑顔になる星斗


「何しとるんじゃ。」


『月詠を笑顔にしよう大作戦。』


「何じゃそれは。」


『俺は月詠の笑顔好きなの、だから大作戦たてた。』


「…そう…か。」


『あ、照れてる!!』


「うるさいわ。」


ペシっと星斗の頭を叩き煙管をくわえる


『月詠の好きなモノは?』


「星斗。」


『…今キュンときた。』


素で言った月詠に素で照れる星斗


『がんばれ俺…』


「??」


『じゃあ月詠の嬉しい時っていつ?』


「星斗と居る時。」


『……っ』


顔を手で覆い足をバタバタさせる星斗


「星斗?」


『…じゃあ今まで一番嬉しかった出来事は?』


「星斗と出会った事。」


『〜〜っ』


腕で顔を覆いながらゴロゴロしだす星斗


「…今度はなんじゃ。」


『…なんでもない。』


「……?」


深く深呼吸をして気を取り直す


『…続けます。』


「はァ…」












『ハァ…ハァ…』


「何で息切れしてるんじゃ。」


『精神的に…』


「??」


『月詠さ…やっぱ天然だよね…』


「そうかの?」


『うんヤバイ、もっと惚れる。』


「…そうか。」










『笑ったァァァァ!!』


「わっちだって人間、笑う時は笑う。」


『ただの笑顔じゃない!!照れ笑いだった!!』


「…ハイハイ。」


『月詠ォォォォ!!』


「いきなり抱きつくな!!」





早くいうと相思相愛って事








 
 

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