青春夢色

□いらっしゃいませ!!
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「あっはっはっはっ、またかのォ名無。」


『すいません…』


「まァ仕方ないき、そんな怒らんぜよ。」


『ありがとうございます。』


3年B組


教師の辰馬に頭を下げ席に戻る


「お疲れ〜。」


『恵李琉(えりる)…』


隣の席の友達である恵李琉にチャカされ睨む


「何回目よ、遅刻。」


『アイツのせいだよ。』


「ラブラブめ…」


その時のアイツはというと




「いいじゃんよ〜ちょっとくらい。」


「ふざけるな銀時、この頃遅刻しないと思ったら…」


「睡魔には勝てなかったんだよ、つーかよォ生徒に注意する前に自分が気をつけろよ。」


「俺は完璧だ。」


「完璧じゃねーよ、ヅラだって皆わかってんよ。」


「ヅラじゃない桂だ、そして自前だ。」

教師の桂を無視し席につく


「部活に遅れたら承知しねーぞ。」


「…ハイ。」


部長に凄まれ銀時は冷や汗を流し目をそらした










「いらっしゃいませ、ご指名はありますか?」


にこやかにな新八の笑顔に和む客


「トシさんで」


「わかりました、どうぞこちらへ。」


席に案内し新八は戻っていった




此処はサー部の部室


この部活はより多くの人に楽しんでもらうために部屋は本物のキャバクラ、ホストクラブに似せている


人材も妙の指導(調教)によって最高の接客を誇っている


服は一応学校なので制服を着崩した程度


「よォ名無。」


『ちょっとォアンタのせいで若干先生に怒られたんだからね。』


「若干かよ。」


『銀時と一緒にしないで。』


控室にて


名無はへらっと笑う銀時を睨む


「怒った顔もカワイイな。」


『私にホストを発揮しないで。』


「本当の事なのに。」


『うるさい。』


「顔赤くしちゃってまァ。」


頬を優しく撫でられ無意識に手にすり寄る


「今日は家来いよ。」


『…うん。』


「おいそこのバカップル、仕事せんかい。」


「『すいませんした。』」


妙はやっぱり怖かった








次の日


『銀時、起きて。』


「ん〜…」


『私が居るときくらい早く起きてよ。』


「…無理。」


『コノヤロー、もぉ来ない。』


「嘘ですごめんなさい。」


そんな事をやってたら


『あ!!時間!?また遅刻する!!』


「ん〜…」

『いい加減…起きろ天パァァァァ!!


「ぐふぁっ!!」









『早く早く!!』


「へぇへぇ。」


銀時の手を握り揺さぶる


『走れ銀!!』


「急かすわりにお前…」


言いつつ名無の手をひき走り出す








走って

走って

走って



アナタの背中は

思った以上に大きくて





雲の空耳と独り言+α
 

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